ホワイトボードマーカーが服に付いた時の落とし方は?生地別対処法

ライフスタイル

子供がホワイトボードマーカーを服に付けてきます。

きれいに落とす方法はありますか?

ホワイトボードマーカーの種類や

服の生地によって落とし方が変わるので

見ていきましょう!

職場や家で使うホワイトボード。

簡単に書けて消せるのがポイントですよね。

私も職場や自宅でよく使用しています。

使用頻度が高いので思わぬタイミングで服に付いてしまうことがあります。

子供たちも大好きで使っていますがまだ小さいので服をよく汚します。

色々なところに書くのでいつも袖口が汚れます。

小型の物を外出時に持っていくのですがおしゃれ着を汚してしまうと気分が下がってしまいますよね。

特に子供がよそ行きの服を汚してしまうと親としてはイライラして怒ることもあります。

そんなイライラも簡単に洗える方法を知っていればすぐ落ちるから大丈夫と軽減できます。

ホワイトボードマーカーのちょっとした汚れなら携帯して持ち歩けるもので対応することができます。

過去の失敗談を交えて対応法をご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

この記事で分かること
・ホワイトボードマーカーが服に付いた時の落とし方
・生地別対処法
・ホワイトボードマーカーを落とす時の注意点

 

ホワイトボードマーカーが服に付いた時の落とし方

ペン

ホワイトボードマーカーの落とし方手順

  1. 服のタグにある洗濯マークを確認する
  2. 道具を準備する
  3. 付いたインクを落とす
  4. インクが落ちなかった時の対処

この手順で服に付いたホワイトボードマーカーを落とせます。

簡単にできる内容なのでぜひ参考にしてみてください。

 

1.服のタグにある洗濯マークを確認する

まずは服に付いているタグを確認します。

タグにはその衣類をどのように洗濯したらいいのか重要な情報が記載されています。

小学校の家庭科で勉強しましたがほとんどの人が忘れてますよね。

さらに洗濯する時に気にしていなかったり何度も洗うとかすれて見えなってしまいますが大事な衣類であればしっかり見ましょう。

衣類に付いているタグにオケのマークがあれば家庭で洗うことができます。

オケの中の数字は洗濯液の上限温度。

オケの下に線があったら弱く洗う。

線が二重線の場合はもっと弱く洗う。

おしゃれ着などに二重線が多いです。

オケのマークに手があれば手洗いできます。

洗剤液温度の上限は40度です。

オケのマークにバツ印は家庭で洗濯できないのでクリーニングに出してください。

私は洗濯マークを無視して洗ったことで服が縮んでしまい捨てることになりました。

生地ごとにテストをして表示をしているので大事な衣類であるほど洗濯マークを守ることをおすすめします。

 

2.道具を準備する

ホワイトボードマーカーのインクを落とすための道具を準備します。

それぞれの項目で私の経験も注意書きしたので参考にしてみてください。

・溶剤(以下のいずれか)

無水エタノール(手ピカジェルで代用可能)

除光液(ポリプロピレングリコール含有)

クレンジングオイル

ウタマロ石けん(洗濯石けん)

漂白剤や重曹は効果がありませんでした

*携帯用の手ピカジェルを持っていれば

出先でのちょっとした汚れでも対応できます。

・あて布(2枚)

転写用と叩くようで1枚ずつ必要

*インクを転写させるので捨ててもいい布にします。

*ブラシを使用したら生地によっては毛羽立ちました。

・無地のビニール

作業台や床への染み込み防止

印字があると溶剤で溶け出て衣類にうつりました

 

3.付いたインクを落とす

目立たない所に溶剤を付ける

これは大切な衣類に溶剤を付けると色抜けや傷みが出てしまうことがあります。

そのためあらかじめ目立ちにくい場所で溶剤を付けて大丈夫か確認してから汚れている場所を攻めましょう。

もし色抜けや傷みが出るようなら他の溶剤に替えてください。

②作業台にビニールを敷く

溶剤に溶けて染み出てきたインクや溶剤が衣類や作業台に悪さしないようにカバーをします。

・衣類に溶剤を染み込ませて、溶剤と一緒に染み出てきたインクが作業台に移らないようにすること

・染み出た溶剤で作業台が傷んだり、作業台の色が衣類に移ることを防ぐ

この2点からカバーをしましょう。

またビニールは無地の物を使ってください。

ビニールに印刷があると溶剤でビニールのインクが溶けることがあります。

印刷してあるビニールしかない場合は事前に印刷部に溶剤を垂らしてインクが溶けるか試してから使ってください。

これは意外と盲点でコンビニの袋や家庭用ごみ袋を使う時に注意が必要です。

カバーに使ったら溶剤でビニールのインクが溶けてしまい衣類に色移りしたことがあります。

プリントしてあるレジャーシートやブルーシートでも同じことが起こるので事前確認は重要です。

③インク部にあて布をして下に向けて置く

汚れている側の方が外に近いので汚れている側にあて布をします。

あて布したところにインクが移っていくので位置がずれないように気を付けてください。

私はあて布がズレてしまうのが不安なので安全ピンやまち針で止めて使っています。

④生地の後ろ側から溶剤で濡らして叩く

生地に溶剤を染み込ませて後ろから叩くことであて布にインクを転写させます。

インク側から叩いてしまうとインクが繊維の中に染み込んでしまいます。

間違えず後ろ側から叩きましょう。

あて布がズレていないことにも注意が必要です。

叩いているうちにあて布がズレることがあるので針などで固定するといいですね。

⑤インクが落ちたら軽くすすいで洗濯できます。

衣類に溶剤が残っているので軽くすすいで溶剤を流してから洗濯しましょう。

他の衣類への影響が気になる方はインクを落とした衣類だけで洗うことをおすすめします。

 

4.インクが落ちなかった時の対処

インクが落ちなかった時の対処方法

溶剤をつけてしばらく放置する

溶剤をつけた後に乾かない程度に放置します。

放置して汚れが浮き上がるのを待ってから叩いてあて布に転写させます。

溶剤を替える

他の溶剤が準備できるのであれば溶剤を替えてみましょう。

お湯とウタマロ石けんで洗う

ウタマロ石けんは固形やスプレーがありますが洗濯をするのであれば固形が使いやすいです。

インク汚れ以外にも使えるので1つ買っておいて損はないです。

それでも落ちない場合はクリーニングに出しましょう。

 

生地別対処法

服

生地によっても対処法が変わります。

  1. 綿、ポリエステル
  2. ニット
  3. 革、合成皮革

生地ごとに表面が違うので同じ対処をしてもきれいになりません。

 

1.綿、ポリエステル

洗いやすい生地なので先ほどの洗い方でインクを落とすことができます。

手もみ洗いをする場合は生地を傷めることがあるので注意して洗うようにしてください。

毛羽立ちにくいのでブラシで叩くのも効果的です。

 

2.ニット

ニットは網目が大きいので手もみ洗いをするとよれてしまいます

手もみ洗いをしないでインクを浮かせて落とすようにします。

溶剤を染み込ませてしばらく放置した後叩いてあて布に転写させてみましょう。

手もみ洗いをして網目がよれて穴が空いたり型崩れしたことがあるのでご注意ください。

 

3.革、合成皮革

革素材は家庭で洗うのが難しいのでクリーニングに出してきれいにしましょう

革素材にアルコール等を使うとインクが流れてしまい汚れが広がります。

更に滲んでしまってどんどん悪化します。

子供が遊んでいて合成皮革のジャケットでホワイトボードマーカーを消されたことがあります。

その時にアルコールスプレーで対処したら汚れが広がってしまいました。

それ以上きれいにできず対処なかった方がいいぐらいでした。

更にアルコールや除光液には油分を落とす効果もあるので革製品には使わない方がいいです。

間違えて使用した場合は表面の油分がなくカサカサになっているので給脂してください。

 

ホワイトボードマーカーを落とす時の注意点

メモ

ホワイトボードマーカーを落とす時の注意点は2つです。

  1. 洗濯マークを確認する
  2. 服の目立たない所で試す

注意点を守らないと大切な衣類が取り返しのつかないことになってしまいます。

先ほど紹介した私の失敗のようにお気に入りの衣類が着れなくなってしまいます。

よくご注意いただきご対応ください。

 

1.洗濯マークを確認する

洗濯マークはその生地を長持ちさせるための洗い方が指示された表示です。

少なくともオケのマークがあるかないかだけでも確認してください。

綿素材でもオケマークにバツ印があって洗濯できない衣類もあります。

せっかく買った大切な衣類なので洗濯マークを守って大切に洗いましょう

お気に入りの服であれば尚更大切に扱ってあげましょう。

 

2.服の目立たない所で試す

溶剤を使用するので繊維への影響を確認します。

洗濯マークの溶剤系表示は漂白の記号しかないです。

エタノールや除光液、クレンジングオイルも溶剤なので気にならないような目立たない所で試しましょう。

少し染み込ませて生地への影響を確認してください。

色抜けや生地、繊維の傷みがあるようなら他の溶剤を使ってください。

どうしてもインクが落ちない場合や失敗したくない衣類の場合はクリーニングに出すことをおすすめします。

 

まとめ

衣類

ホワイトボードマーカーは油性、水性があります。

今回の対応はどちらのタイプでも使えます

また、油性ペンがついてしまった場合でも同じ対応でインクを落とすことができます。

出先でインク汚れがついてしまっても携帯用の手ピカジェルを持っていれば対応できます。

ウタマロ石けんはとても便利でインク汚れ以外にも効果があります。

私自身この方法を知ったことで衣類が擦り切れるまで何年も着れています。

衣類の選定と注意点を意識して衣類を大事にしてください。